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Business 大京およびその子会社の事業と情報システム部との関わり

不動産事業の拡大と、働きやすい環境の構築をITで実現する

大京の情報システム部は、大京およびその子会社を対象にシステム開発・保守やインフラ・IT環境の構築を担っています。情報システム部が手がけているさまざまなプロジェクトについて、概要をご紹介します。

大京情報システム部を中心に、大京アステージ、穴吹コミュニティのマンション管理事業部門(マンション管理・修繕工事・居住者サービス)、大京、穴吹工務店の不動産開発事業部門(不動産開発・不動産販売・都市開発)、大京穴吹建設、株式会社秀建の工事事業部門(マンション修繕工事・土木建築工事・建物診断・耐震補強工事)、大京穴吹不動産の不動産流通事業部門(不動産売買・仲介・賃貸借・管理)、オリックス・ファシリティーズのビル管理事業部門(総合ビル管理・賃貸マンション管理・その他不動産管理など)の5部門を示す図

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開発系|大京アステージ

マンション管理組合
システム再構築

大京アステージが利用するマンション管理組合システムのリニューアルを実施しています。現行メインフレームの利用提供終了までに業務移管を完了し、業務継続性を確保することを最優先としつつ、不要な機能の統廃合を行いながらシステム規模の最適化にも取り組んでいます。大規模かつステークホルダーが多岐にわたるプロジェクトであるため、いかにコミュニケーションを円滑に進め、高品質なシステムを実現するかが課題です。これらの課題の解決に向け、品質保証責任者の擁立や中間レビューの実施を取り入れ、プロジェクト全体の質を向上させるレビュー計画の確立に取り組みながらプロジェクトを推進しています。

開発系|大京穴吹不動産

仲介システム再構築

大京穴吹不動産にて現在利用されている不動産売買仲介・買い取り再販事業向けシステムの保守終了に伴い、約3年をかけて新システムの構築に取り組んでいます。EOSへの対応による業務継続のみならず、より業務を効率化するシステムに刷新することで、営業活動の時間を創出し、売上向上を目指します。新システムにはSFA、CRMツールの活用を予定しており、オリックスグループ内でこれらのツールの知見を持つ部署やメンバーと連携しながら開発を進めています。システムを入れ替えることだけを目標とせず、業務の目的は何か、そのために必要な機能は何かを見失わないことをプロジェクトメンバー内で心がけながら、プロジェクトを推進しています。

開発系|オリックス・ファシリティーズ

ビルメンテナンス
システムリプレース

オリックス・ファシリティーズで現在利用されているビルメンテナンスシステムのリプレースを実施しています。現行システムは、リリースから年月が経過したことで、システム基盤の老朽化や現行ビジネスプロセスとの乖離による多くの課題を抱えています。そのため業務継続性の確保を第一としつつ、システム刷新によるガバナンス強化や業務効率化を図ります。新システムでは承認ワークフローの一元化、協力会社との連携強化、営業情報の体系的管理などを行えるようにすることで、さらなる業務効率化を実現し、「ビルメンテナンス+工事」を一体で担う当社の強みを最大限発揮できる体制づくりを目指しています。

インフラ系|大京およびその子会社

音声基盤クラウド移行
プロジェクト

大京およびその子会社で利用する電話について、在宅勤務などの多様な働き方に対応できるよう、場所にとらわれずに会社の電話を利用できるクラウド型の電話システムであるTeamsPhoneの導入を推進しています。TeamsPhoneは、PBX(構内交換機)が持つ取次転送や内線通話を代替する機能を持ちますが、従来の電話とは機能面や運用面での差異も発生します。その違いや利点を現場や経営陣に伝えていくことで、「電話運用の最適化」への目線を合わせ、導入を進めることができました。計画から承認獲得、構築、切り替えを約2年かけて実行中であり、定着が進むにつれてTeamsPhoneが多様な働き方を支え、業務の利便性をさらに高めることを見込んでいます。

インフラ系|大京およびその子会社

Windows11への大規模PC更改

大京およびその子会社の従業員が利用するPCのOSをWindows11へ更改します。対象となるのは日本全国の300拠点で働く従業員のPCであり、総数は約8000台にのぼります。EOSまでに滞りなく更改を完了するとともに効率や生産性、従業員満足度を向上させるため、さまざまな工夫を凝らしています。例としてMicrosoft Intuneによるポリシー、アプリの一元管理やインターネット経由配信、AutoPilotの導入によるキッティング作業の効率化が挙げられます。これらの技術を導入したことで、導入業務効率の改善やセキュリティの向上、IT資産の統一管理が実現できるようになりました。このプロジェクトにより、従業員への快適な作業環境提供やDX推進の基盤整備の実現を見込んでいます。

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