技術への挑戦をキャリアの糧に、
ユーザーの支援をやりがいに

セキュリティ技術を追求する
仕事を求め、たどり着いた場所

就職活動をしていた当時、世の中でセキュリティ技術に対する注目度が高まっていました。情報化が進むなか、セキュリティ技術は今後もますます需要が高くなると考え、それを自分の仕事にしたいと思ったんです。そんな思いでユーザー系SIerへ新卒で入社しましたが、希望の業務に携わることが叶わず、一度目の転職を決意することになりました。いきなりセキュリティ技術に挑戦するより、まずはインフラの基礎となる経験がしたくて、ネットワークの設計や構築を行う仕事へ転職しました。この2社での経験を経て、自分のキャリアの軸に気づくことができました。1社目はプライム案件がほとんどでしたが、2社目は二次請け案件がメイン。それぞれを経験したことで、自分の仕事が「ユーザーのためになっている」と感じられることがモチベーションになっていたと分かったんです。次は、ユーザーとの距離が近い仕事がしたいと思い、あらためて転職活動に踏み切りました。

当初はSIerも検討していましたが、一人あたりの担当範囲が広く多様な経験が積めるイメージがあったことから、事業会社の社内SEに魅力を感じるようになりました。なかでも大京を選んだ決め手は、社員の技術力の高さを感じたことです。いずれ取得したいと思っていたセキュリティ技術の高度な認定資格である「CISSP」保有者がいると面接で知り、そんなに高い技術力を持つ先輩たちと働けたら、大きく成長できそうだと期待が持てました。

属人化させない仕組みが、
働きやすさと高い作業品質につながる

大京に入社してからは、情報システム部 IT基盤企画運用課で、社内のITインフラ全般に関わる業務を担っています。ときには、ユーザーとTeamsで通話しながらトラブル解決のサポートをすることもあります。ユーザーと非常に距離が近いため、「助かったよ、ありがとう」と直接感謝の言葉をいただくことも多く、やりがいが大きいですね。こうした日々の業務と並行し、Windows11更改やMDE（Microsoft Defender for Endpoint）導入など大規模なプロジェクトにも参画しています。

大京の情報システム部では仕事を属人化させないことを徹底しており、どの作業もツーマンセル以上で取り組みます。複数名で担当することで問題解決力と作業品質が高まることに加え、働きやすさにも良い影響を与えています。一人の担当者に依存しない体制のため、役所に行くために中抜けしたり、気軽に有休取得をしたりと、フレキシブルに働けています。そのほかに特徴的な制度として、入社時のオリエンテーションがあります。これは、情報システム部に所属する、約50名の社員全員と交流することを目的として、30分ほどの1on1をするというものです。担当業務の話などを聞きつつも、趣味などのプライベートな話で盛り上がり、楽しく過ごせました。一緒に働く仲間の人となりを知れたことで、社内ですれ違ったときにフランクに挨拶できる人が増えましたし、新たなプロジェクト立ち上げ時も初対面の人はおらず、安心して業務に取り組むことができています。

さらにスキルを磨き、
目指すのはゼロトラスト技術への挑戦

私は大京が3社目です。1社目と2社目はITを専業としている会社だったことから、技術領域ごとに細かく部署が分かれていました。一方で、大京は不動産事業を展開する会社のため、ITに関する業務は情報システム部に集約されています。そのため一つの技術領域にとらわれることがありません。入社前に想像していた以上に、さまざまな技術に触れることができ、非常に刺激的で面白いですね。そうしたなかで、やりたいことにチャレンジさせてくれる風土のため、スピーディに成長できます。

たとえば、参画しているMDE導入プロジェクトでのことです。上長から、「プロキシサーバーの構築をやってみる？」と声をかけてもらえて、経験はなかったものの、挑戦させてもらえることになりました。以前から「やりたい」と伝えていたことを汲んでもらえたんです。右も左も分からない状態で始めましたが、先輩にサポートしてもらいながら、ネットワークやサーバーの設定をなんとか自分の手で一からすべてやり遂げられ、大きな自信となりました。プロキシサーバーを構築したことで、大京のインフラ環境の理解ができたことも良かったです。

今後は、さらにスキルを高めながらゼロトラスト技術に挑戦したいです。そして、安心してビジネスに集中できるインフラ環境を支えることで、事業に貢献していきたいと思っています。