大京の情報システム部の役割
IT・デジタルに積極投資し、生産性向上や業務効率化を推進
不動産業界は今、「建物の老朽化」「居住者の高齢化」「労働力の高齢化」の3つの老いに直面しています。特に労働力の高齢化は喫緊の課題である一方、マンション販売や管理業務はどんどんと複雑化・高度化しています。「THE LIONS」をはじめとするマンションの企画・開発から販売・管理までの総合不動産事業を展開する当社も、この課題の解決に注力しています。そのためには、IT・デジタル技術のさらなる活用が不可欠です。
当社は「ITによる事業革新・事業成長」を掲げ、ITに積極的に投資しています。これまでモバイルデバイスや業務用スマートフォンの導入から、Microsoft365といったクラウドサービスの活用、大京専用生成AIの導入、既存システムの刷新・強化までを、私たち情報システム部が主導してきました。私が責任者となった2017年と比べると人員も予算も2倍以上に増加しており、大京のIT投資への本気度を感じさせられます。
現在、基幹システムの刷新、セキュリティ設計のリアーキテクト、生成AIの活用など、さまざまなプロジェクトが同時進行しています。たとえば、生成AIプロジェクトでは、マンション管理委託契約書を社内専用AIで自動生成する試みに取り組んでいます。年間約1万件発生するマンション管理組合との契約書更新を生成AIで自動化できれば、業務効率化に大きなインパクトを与えられるはずです。
情報システム部が求める人物について
経験の幅を広げながら、現場と二人三脚で事業を加速・推進させる
私たち情報システム部の仕事は、現場からの要望をそのまま実行するだけではありません。「大京のビジネスを、どのように加速・成長させるか」という視点を持ち、ときには現場と議論を重ねながら、最適な解決策を一緒につくり上げています。いくら良いシステムを開発しても、事業成長に寄与できなければ意味がないと考えているからです。オープンに議論を重ね、生産性の向上・業務の効率化に貢献してきた結果、システム開発やインフラ構築にとどまらず、総務・経理・人事・コンプライアンス・IT監査など、情報システム部の業務範囲はさまざまな分野に広がり続けています。そのため、多種多様なスキルや経験を生かせる場が当社にはあります。ご自身の専門性を追求し、技術力を向上させながら事業に貢献することができます。
事業に貢献し続けるためには、私たち自身も成長し続ける必要があります。社員の成長を支援する取り組みの一環として、業務時間の10％を主業務以外の新しい挑戦や学習に使うことを、目標設定に組み込むことを必須としています。情報システム部は一般的に目の前の運用・保守やサポート対応に追われがちですが、未来を見据え、成長につながる行動こそ仕事の幸福度を上げると考えています。
入社を希望する方に期待すること
IT活用が遅れていた業界こそ、ITエンジニアのブルーオーシャン
不動産業界は「労働集約型」「商材の単価が高い」「物件の独自性が高い」というビジネス構造から、これまでITの活用が進んでいたとは言えず、属人的なスキルに依存してきました。だからこそIT・デジタルで一気に変革を起こせるチャンスでもあります。たとえば、契約書の電子化、ペーパーレス化など、他業界の事例を持ち込んで、生産性や業務効率が大きく向上した事例もあります。他業界の事例やノウハウを持つ方が、当社でエースとして実際に活躍しています。
大京の情報システム部は、システムやプロジェクト全体に携われ、高い視点から全体像を俯瞰し、業務を推進できます。現在、大京およびその子会社を横断してDXにおける協業を実施しており、大京アステージ・穴吹コミュニティが取り組んでいる管理組合のWeb総会システムや契約書の電子化なども担っています。現場で働くユーザーとともに事業変革を推進できる手応えを感じていただけるでしょう。
お客さまにとってマンションを購入することは「一生に一度の買い物になるかもしれない」ものです。お客さまの人生のターニングポイントに関われる大京のビジネスを支えることには、大きなやりがいを感じることができます。ぜひ、不動産というITのブルーオーシャンで、私たちとともにIT・デジタルで事業の発展に貢献し、お客さまの人生に寄与できるビジネスをつくり上げていきましょう。
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