日本のエネルギー自給率はどれくらいかご存知ですか?
答えは、わずか6%です。
さらに、エネルギー資源の調達費用の増加による電力価格の高騰。火力発電による温室効果ガスの排出など、日本のエネルギー問題には、様々な課題が山積されています。
このような背景の中、全体の15%程を占める家庭部門における省エネルギーの重要性が再認識されZEH(ゼッチ)等の推進が加速しています。
ZEH(ゼッチ)とは?
ZEHとは、”Net Zero Energy House”(ネット ゼロ エネルギー
ハウス)の略。高い断熱性能や電力を効率よく使う機器の導入による「省エネルギー」と、太陽光発電などにより電力を創り出す「創エネルギー」で、年間エネルギー消費量の収支をゼロ以下にすることを目指した住宅を意味します。
日本では、「エネルギー基本計画」において「2020年までにハウスメーカー等が新築する注文戸建て住宅の半数以上をZEHとし、2030年までに建売戸建や集合住宅を含む新築住宅の平均でZEHの実現を目指す」とする政策目標を設定しています。
大京のZEHへの取り組み
階数が増え戸数が増えても太陽光発電パネルの設置面積は限られてしまうため、戸建住宅と比べると集合住宅では、ZEHの推進は難しくなかなか進んでいませんでした。大京では、3年以上の試行錯誤を繰り返し、ZEH推進が難しいとされてきた集合住宅において、75%以上のエネルギー消費量削減を基準とする、Nearly ZEHのマンション版「Nearly ZEM(Nearly Zero Energy Mansion)」という基準を設けました。
2017年に国内で初めて、中層5階建てマンションにおける約80%のエネルギー削減を達成しました。そして現在建設中の「ライオンズ芦屋グランフォート」では、住宅内部と外部の境界部分に当たる外皮を高断熱化することで32%の省エネを実現。さらに太陽光発電による48%の創エネを可能にしました。その結果、全体で80%超のエネルギー消費削減が図れると試算されています。
(2018年3月時点)
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大京は、「ライオンズ芦屋グランフォート」で培った知識やノウハウを活かし、今後も日本のエネルギー問題の解決につながる取り組みを続けていきたいと思います。