2022年12月撮影

D-TALK 001. 大京社員 CROSS TALK
建築メンバー編

大京の社員同士が、会社への想いを語り合う対談企画。今回は、マンション建築の
企画・設計・施工を支える、建設管理部の皆さんに集まっていただきました。

対談メンバー

斎藤 光司

2017年入社
建設管理部 商品企画室 建築企画一課

斎藤 光司

岩崎 真子

2019年入社
建設管理部 建築管理室 建築管理課

岩崎 真子

石田 凌太朗

2019年入社
建設管理部 商品企画室 建築企画三課

石田 凌太朗

齋藤 美優

2021年入社
建設管理部 建築管理室 施工管理課

齋藤 美優

TALK 001.

TALK 001. どんな仕事を担当しているの?

石田 今日は大京のマンションの企画や設計、施工を任されている「建設管理部」のメンバーで集まりました。同じ部に所属はしているけど、業務内容はさまざまですよね。

斎藤 そうですね。これまでの歩みや、今やっていることはみんな全然違うと思います。僕は、施工管理と再開発事業の建築業務を経て、2022年に建築企画に異動してきたばかりです。新しくつくるマンションを「どんなターゲットに向けたものにしようか」「どういう設計なら土地のポテンシャルを生かせるだろう?」といったことを考える企画業務に奮闘しています。

齋藤 私は斎藤さんも経験されている、施工管理を担当しています。最近は着工から竣工までの業務をひとりで任されるようになって、仕事の幅がものすごく広がったなと感じているところです。

岩崎 私は営業を経た後、グループ会社のオリックス不動産へ出向して、賃貸物件のプラン確認や現場チェックといった監理業務を経験しました。現在は大京に戻って、土地の土壌汚染や土地利用の法定確認をする管理業務を担当中です。

石田 僕も入社後1年間は、営業を担当していました。現在は斎藤さんと同じ商品企画室の所属。住まう方をイメージしながらマンションをどんなものにするかを考える業務なので、自分のクリエイティビティを日々伸ばしていく必要性を感じながら働いています。

斎藤 企画って、「提案して終わり!」という仕事ではないですよね。異動してきてすぐに企画から設計、着工、販売準備まで一手に任されることに驚きました。大変ではありますが、信頼して任せていただけていることがうれしくもあります。

石田 そうですね。若手が多い部署なのに、大きな裁量を持たせてもらえているなと思います。私が所属する名古屋の建築企画課も、課長と私、後輩という非常に若いメンバー構成。わからないことはなんでも先輩や上司に相談できる雰囲気があるので、若手がのびのびと成長していけるんですよね。

TALK 002.

TALK 002. それぞれの業務における
やりがいや苦労は?

岩崎 建物をつくる入口である企画フェーズに携わる斎藤さん石田さんは、どんな瞬間に「建築をやっていてよかったな」という、やりがいを感じられているのでしょうか?

斎藤 まだ配属されて1年なので、最近やっと「企画」に必要な心構えが見えてきたところですね。初めは自分の想いだけを建築に落とし込む業務なのかな?と思っていました。実際は、僕たちがつくる住宅の先には、必ずお客さまがいらっしゃるので、自分の想いを反映させながらも、最終的にはお客さまの想いを形にすることがミッション。そこにあるニーズの輪郭を察知して、正しい形に掘り下げていく、発掘作業のような仕事ですね。

石田 そうそう。ダイナミックさよりも、丁寧さや真摯な姿勢が大切ですよね。なんでも好きにつくっていいというものではなく、立地条件やコストとのバランスもありますから、その中で「最善を見出す」ことが大切だと思っています。

斎藤 「最善」を見つけるため、石田さんなりに心がけていることはありますか?

石田 僕は企画を担当する土地が決まったら、そこに出向いて2万歩歩くまで帰らない、というマイルールを持っています。やっぱり街並みや用地周辺の雰囲気など、図面からは見えてこない生の情報をインプットしないと、いい企画ができないんです。

岩崎 2万歩って結構な距離ですよね?!斎藤さんもマイルールがあったりするんですか?

斎藤 石田さんが言ったように、自分の知識だけで考えても、たいした企画って出ないんですよ(笑)。だから僕は、メンバーや他部署の方に必ず意見を求めて、周囲の力を借りながら企画を練るようにしています。外からの目線が、お客さまの想いに近いことが多いので。

石田 そうやってニーズを掘り下げていき、見出した最善策が形になったときは達成感を感じますね。担当したマンションの売れ行きの動向を常に追うようにしています。お客さまにご購入いただけた時は、ガッツポーズしています。

斎藤 その気持ち、すごく分かります。岩崎さんが担当している「管理業務」は、私たちが関わるフェーズより前段階の、いわば建物の土台を整えるような仕事。建築畑の人間から見ても、特にプロフェッショナル!っていう印象があります。

岩崎 確かに私たちの仕事は、ちょっと職人感があるかも(笑)。土地を仕入れてくれる部署と連携し、法律をきちんと守りつつ魅力的な建物を建てられるか、土地に目に見えない汚染などがないかを調べています。建った後の安心や安全を支える仕事なので、手を抜けないですね。齋藤さんはこの中では一番の若手ですが、施工管理として現場に出るなかで、やりがいや難しさを感じる部分はありますか?

齋藤 現場で施工を担当してくださる協力会社にいらっしゃるのは、長年業務に携わられていた方ばかり。経験・知識が豊富な方々に囲まれつつも、決定権は自分にある、という状況下でどんな風に現場を導いていけばいいか、悩むこともありますね。

斎藤 齋藤さんなりに、その壁をどう乗り越えようとしているんですか?

齋藤 知識や経験は一朝一夕で得られるものではないので、協力会社の方々との関係づくりを大事にしています。打ち合わせの場で「持ち帰ります」と保留にしてしまうこともまだまだ多いですが、建築の専門的な分野でわからないことは「教えてください!」と積極的に尋ねると、皆さますごく温かく教えてくださるんです。若さを生かしてぶつかって、現場を心地よく回しながら、自分も学びを得るように頑張っています。

石田 ガッツがあるなあ。施工管理だと、お客さまと直接関わる機会もありますよね?

齋藤 はい!引き渡しのときに、笑顔でお部屋に入られるお客さまを見られるのがなによりのやりがい。現場の管理は大変だけれど、その苦労が喜びに変わる瞬間ですね。

TALK 003.

TALK 003. 大京ならではの、
建築に対する姿勢や強みは?

齋藤 まだ社会にない住宅の価値を見出すために、新しいことに果敢に挑戦する。設計や建築の分野においても、それが大京の強みなんだなと入社してから実感しています。

斎藤 今は当たり前になりつつある「ZEH住宅」の建設にも、大京は時代に先駆けて取り組んでいましたよね。これから入社してくる方々は、私たちより強い環境意識を持っていらっしゃる世代。その感性を生かせば大京らしい環境配慮方の住宅の価値を、もっと伸ばしていくことができるんじゃないかと、今から期待しています。

岩崎 大京には、若手の考え方や意見を柔軟に取り入れてくれる風土があるので、新たな挑戦もしやすいです。ここにいるメンバーは、みんな大学で建築関連の学科にいましたが、学生の頃と比べて、「建築」への向き合い方は変わりましたか?

石田 「1mm」に対する心構えが全く変わりましたね!学生の間は、そこまでの精度を求められていませんでしたが、実際に住まいを建てるとなるとつくる僕らより、住まわれるお客さまの方が建物に関わる時間が当然長いんですよ。何十年とお客さまが暮らす場所をつくる責任感を、その1mmに込めないといけないなと、常々思っています。

斎藤 それが大京の強みでもありますよね。協力会社の担当者から「デベロッパーなのに、ここまで入り込んだ仕事をするんですね」と驚かれることもたまにあって。1cmといわず1mm単位で建築にこだわるからこそ、細部に想いを込められるんだと思っています。

岩崎 私も入社前は「建築」=企画を考え、図面を引く仕事、というイメージで、自分が担当しているような仕事があるなんて、夢にも思っていなかったんです。でも私たちが管理に全力を尽くすことで、難しいと思われていたプランが実現する瞬間もあって。そういうとき「建築って建てる前から始まってる。管理の仕事も立派な建築業務だ」って実感するんです。

齋藤 そうですよね。私たちだけでなく、他部署の仲間たち、協力会社の皆さまが持ついろんな力が集まってやっとマンションが建つんだなということを、いつも現場で感じています。

石田 建築・設計担当者って黙ってデスクに向かっているようなイメージを持たれるかもしれないけど、実は誰かとコミュニケーションをとっている時間が圧倒的に多い職種。大きな仕事を成し遂げるためには、多くの人と関わり、いろんな力を掛け算することが大切です。そういった意味で、管理や販売など幅広い領域のつながりを持っている大京でなら、インパクトの大きな化学反応を起こせるだろうと思っています。

TALK 004.

TALK 004. これから先、どんな建築を
世の中に届けたいですか?

斎藤 ここまで話してきたような個々人の志と会社の強みを合わせて、新しい企画を創造していくのが僕たちの仕事。石田さんは企画担当として、どんな仕事を実現していきたいですか?

石田 マンションの新しい当たり前になる企画を立てるにあたっては、柔軟に暮らしを見つめられる「若さ」が非常に重要。企画室は若手が増えてきているので、彼らと良いシナジーを起こして、新規性の高い企画に挑戦したいです。具体的には、大京がスタンダードを生み出した「環境配慮型住宅」のような、住まいの付加価値を見出す企画を立ち上げたいですね。

斎藤 マンションって、計画から完成までに長い時間がかかるから、他業界と比べると考え方の刷新やトレンドの入れ替わりの流れがゆっくりなんですよね。でもそれに甘んじて、今良いとされているものだけをつくっていたら、時代に取り残されてしまう。だからこそ石田さんが話してくれたような、トレンドを先取りする姿勢はとても大切だと思います。

岩崎 最近で言えば、コロナ禍で在宅ワークが広がったことは、住宅の方向性を大きく変える衝撃でしたよね。こうした変化をいち早くキャッチして、実際の暮らしに落とし込んでいくことが、私たちの使命なのかなと感じています。

斎藤 最新情報を共有したり、ノウハウを共有したり、資格取得を応援したり……。インプットを後押しする体制や制度が充実しているのも、社員としてはうれしいポイントですね。

齋藤 私も今、支援制度を利用して一級建築士の資格取得を目指しているところです!試験に挑戦していることを伝えると、勉強時間を確保できるよう業務量を調整していただけますし、スクール費用の手厚い助成を受けられることも、とてもありがたいです。先輩方が勉強法を教えてくれたり、質問に答えてくれたりする雰囲気自体もすごく励みになっています。

石田 若い力や、吸収した知識を糧に、大京にしか見出せない「時代に先駆けた暮らし」を、これからもどんどん提案していきたいですね。今日は皆さん、どうもありがとうございました!

  • 各社員の所属部署等は2023年1月時点の内容です。